◆約30年前の“コメ騒動”を覚えていますか?
覚えている方もいると思いますが、日本中のお米が不足して、グリーンコープの組合員さんも注文したお米が届かず、大変されたと思います。
最近も、スーパーやディスカウントストアなどの小売店でコメが品薄となり、「お店に行っても買えなかった」などのお話しを耳にします。特に関西圏の品薄がひどく、大阪府では“政府に「備蓄米の放出」を要望する”との発表がなされたとの報道も目にしました。
同時に価格の高騰も目立ち、「やっと見つかったけど、とても高い。でも買うしかない・・・」なども耳にしました。
◆米不足はいつまで続く?
“短期的な米不足”は一定の改善は図られるだろうと言われていますが、長期的には“生産者の置かれている状況の改善”が必要と言われています。生産者はどんな状況に置かれているのでしょうか。
・減反政策を通じて生産量の調整を要請し、水田を畑に転用した農家へ“1回限りの補助金を支給”し、田んぼを減らす。
・稲作農家が1年働いて手元に残る所得は、1戸平均を時給換算すると数年前は「181円」、ここ数年はコロナ禍による消費量の減少もあり、たったの「10円」と信じられないような低水準になっている。
・政府からの“赤字補填(救援策)”はなく、小売や流通業界も安く買いたたいている現状がある。
・インフレによる価格上昇の恩恵は昨年売った農家にはなく、今年販売している小売や流通業界だけ。
・そもそも店頭価格は上がっているが、生産者の取引価格はまだまだ低水準にあり、現在「8千円/30kg前後」となっている。しかし生産コストも「8千円/30kg強」であり、良くてトントンか、まだ赤字という実態がある。
・米卸でつくる協同組合の見立てでは、生産基盤の弱体化から「2030年代にお米の需要を国産だけで賄いきれなくなる恐れがある」とのこと。
◆流通に関わる事業者の取扱い方も改善が必要
では、なぜ「米がある店・ない店」の違いがあるのでしょうか。
それは主に「仕入れ方法の違い」にあると言われています。
仕入れ方法は、①年間や一定期間の必要数を事前に結ぶ「売買契約」と、
②必要に応じて買い付ける「都度買い(都合買い)」の2つに大別されます。
“米不足”が騒がれている販売店は、事前に契約を結ぶ「売買契約」の比率が低く、仕入れが困難な様子が見受けられます。スーパーやディスカウントストアの多くは“在庫リスクのない都度買い(都合買い)”の比率が高いという実情があるようです。
◆グリーンコープでの取り扱いと安定供給が出来る理由は?
グリーンコープの産直赤とんぼ米はすべて「契約栽培(※上記の売買契約に該当)」で取り引きを行っています。
産直赤とんぼ米の生産者が栽培したお米は、すべてグリーンコープで引き取ります。
「生産者はどんな状況に置かれているか」でも触れましたが、政府は人口減少により消費が減ることを前提に生産量のコントロール(減反政策など)をしています。一方でグリーンコープは、利用普及などの取り組みなどを行うことを通じて“組合員の利用が減少することを前提”とせずに取り引きを行っています。つまり“生産者だけがしわ寄せを受ける”という状態にならないようにしているということです。
さらに「産直赤とんぼ米」の取組みが“持続・発展”できる様に、「有機栽培、農薬不使用(A栽培)、農薬最低減(B栽培)」の生産者へ「生産奨励金」をお届けしています。生産奨励金は組合員価格に含まれ、組合員の購入代金の中から積み立てて生産者に支払う仕組みです。
それは結果として「生産奨励金」が『生産者が農業を継続出来る様にする』ために必要不可欠な仕組みとなっており、それこそが「再生産可能な価格での取引」を行うことの基礎となっています。
つまり、それら(契約栽培で取り引きする、持続可能な農業を組合員が利用することで応援するなど)が、安心安全な産直米を安定お届けできる大切な理由・仕組みとなっています。
◆“産直赤とんぼ米”と“市販のお米(慣行栽培米)”の基準に違いは?
産直赤とんぼ米の栽培ランクと内容(化学合成農薬の使用剤数)は以下の通りです。
“栽培ランク”を見れば“栽培内容”が明らかです♪
お家で使いたいお米を自分で選択できます。
ちなみに、市販のお米(慣行栽培米)の基準は「19~22剤」となっており、使用剤数を半減(9~11剤)させると「特別栽培米」と名乗ることができます。
グリーンコープの産直赤とんぼ米の基準と比較すると、市販のお米との価格差が少なめで手に入れられる「農薬低減(C栽培)」の基準にあたります。
産直赤とんぼ米生産者の皆さん、とっても頑張ってくださっていますよね!!
◆グリーンコープのお米をオススメする理由!
グリーンコープのお米(産直赤とんぼ米)をオススメする理由!
・安定的な供給に必要な仕組みはグリーンコープに既に存在している!
・更に安定的に生産してもらい供給するためには「予約米」の利用が一番効果的!
・“産直赤とんぼ米”は、年間の確保量に達した場合、予約米を優先して届けるため“お米が買えない”という状況に陥りにくい!※カタログへの掲載がされません。
・更に予約米は「カタログ価格より100円引き」となり、お得に利用出来る。
・そして何より“産直赤とんぼ米”をはじめとした“グリーンコープの食べもの”は、「栽培基準」や「原材料の使用基準」が明らかです!
冒頭にも記載しましたが、「ここ最近スーパーでお米を探して見つからず、いくつかのお店をハシゴしてようやく見つかったらかなりの値段・・・。結構な重さのお米をクタクタになりながらお家へ持って帰る・・・。」などの経験はありませんか?
グリーンコープでは指定の配達先まで宅配をしますので、予約米は“確実”“便利”“お得”です。
そして何より生産者の皆さんが丹精込めて栽培した“安心・安全”なお米を手に入れることができます♪
定期予約の申し込みフォーム(期間限定10月4日まで)
この機会に“産直赤とんぼ米”の「予約米(定期予約)」を是非ご利用ください!
こちらのフォームからの
お申し込みは10月4日までとなります。
※配達は“毎週、2週に1回、3週に1回、4週に1回”の4種類が選べます。品種により配達パターンが異なります。
詳しくは申込フォームをご確認ください。
※申込フォーム以外にも、
お電話、グリーンコープアプリ、GCWeb、LINE注文などで
お申し込みいただけます。
こちらは期間の限りはなく、いつでもお申し込みいただけます。